最新鋭の経鼻内視鏡(NBI)を搭載

0
    オリンパスが2012年11月15日に7年ぶりに発売した最新鋭内視鏡システム Evis Lucera Eliteをららぽーと横浜クリニックは全国初導入しました。このEvis Lucera Eliteでは、NBI(narrow band imaging)の画質も向上しています






    この「NBIシステム」は、特に食道がん発見において効果が実証されています。当院では経鼻胃内視鏡の際に全例標準で施行しています。また、大腸内視鏡の際にもポリープなどの病変に対しては、随時施行しています。

    今後とも、より一層の安心/安全/高精度の検査を提供していきたいと思います。

    最新鋭の大腸内視鏡は挿入部分の伝達性も改善

    0
      オリンパスが2012年11月15日に7年ぶりに発売した最新鋭内視鏡システム Evis Lucera Eliteをららぽーと横浜クリニックは全国初導入しました。今回発売された内視鏡の新たな時代を切り開くEvis Lucera Eliteには、これまでの機種にはない様々な最新技術が搭載されています。ここでは、スコープ挿入部設計の改良に関する話題を書きますね。




       当院では、無痛大腸内視鏡とされる、完全無送気の無送気軸保持短縮法による、痛みやお腹の張りの少ない内視鏡検査を施行してきました。
      今回の内視鏡は挿入部分の改良によって、無送気軸保持に必要な押し引きやひねりの力が先端部に伝わりやすくなった結果、より安全で快適な検査が可能になりました。

      医師が感じる内視鏡の「挿入感覚」に関することは、患者さんにはなかなかうまく伝わりにくいものです。「意のままに動かせるようになる」と言えば、わかりやすく言い過ぎでしょうか、今回の改良。

      最新鋭の大腸内視鏡(オリンパス製)を全国初導入

      0
        オリンパスが2012年11月15日に7年ぶりに発売した最新鋭内視鏡システム Evis Lucera Eliteをららぽーと横浜クリニックは全国初導入しました。

        今回発売された内視鏡の新たな時代を切り開くEvis Lucera Eliteには、これまでの機種にはない様々な最新技術が搭載されています。ここでは、大腸内視鏡のライト(明るさ)に関する話題を書きます。


        ライトガイド(光を当てるライト)が従来の2本から3本に増えました。これにより、視野の端や奥の方までの観察がスムーズに行う事ができるようになります。これまで以上に、より微細な病変を含めた高精度の検査が可能になりました。

        Evis Lucera Eliteの第一印象は、確かに「明るい」というものでした。
        もう、それだけでよく見えます、病変が。

        ららぽーと横浜クリニックは最新鋭の大腸内視鏡(オリンパス製)を全国初導入

        0
          オリンパスが2012年11月15日に7年ぶりに発売した最新鋭内視鏡システム Evis Lucera Eliteをららぽーと横浜クリニックは全国初導入しました。

          今回発売された内視鏡の新たな時代を切り開くEvis Lucera Eliteには、これまでの機種にはない様々な最新技術が搭載されています。ここでは、大腸内視鏡の視野角に関する話題を書きますね。

          (以下、オリンパスのカタログより抜粋)
          すべての大腸スコープで170度の広視野角を実現しました。
          従来(260シリーズ以前のスコープ)から30度広がったことで、広範囲を観察可能。
          襞に隠れた病変部の発見に威力を発揮します。
          (抜粋終了)





          これまでの大腸内視鏡では内視鏡の観察範囲(視野角)が前方140度であったのに対し、今回のEvis Lucera Eliteにおいては30度広がり、170度になりました。これにより、これまでしばしば問題となってきた大腸のひだの後ろに隠れた病変の見落としがほとんど無くなります。
          170度というと、すでに前方のほぼすべてが見えている状態です。つまり大腸内視鏡では、人間の従来の視界以上の範囲が見えているということ!

          昔、子供のころ、「鳥は両目でほぼ360度の視界が見えている」と聞いて、「いったいどんな絵として見えてるの?」と思ったことがあります。そんな感覚でしょうか、この視野角の拡大は。なんとも素晴らしいですね。

          ららぽーと横浜クリニックは最新鋭の経鼻内視鏡を全国初導入

          0

            オリンパスが2012年11月15日に7年ぶりに発売した最新鋭内視鏡システム Evis Lucera Eliteを、ららぽーと横浜クリニックは全国初導入しております。


            今回発売された内視鏡の新たな時代を切り開くEvis Lucera Eliteには、これまでの機種にはない様々な最新技術が搭載されています。今回は経鼻の胃内視鏡に関してだけ書きますね。

            (以下、オリンパスのカタログより抜粋)
            オリンパスは、スコープの「高画質化」と「細径化」という相反する課題に挑み続けています。GIF-XP290Nは、極細径スコープ専用CCDの採用により、5.4mmの先端部外径ながら高画質化を実現。特に近接観察時は、ハイビジョン対応スコープに迫る高精細な画像を提供します。さらに、140度の視野角により、近接観察時も一度に広範囲の観察が可能です。また、GIF-XP290Nは極細径ながら、2.2mmの監視チャンネル径を確保、胃液や粘液などの吸引をサポートします。
            (抜粋ここまで)


            これまで、経鼻胃内視鏡検査(鼻からのラクチン胃内視鏡)は、太い内視鏡を口から挿入する、経口胃内視鏡に比べて、画質の面で劣るとされてきました。(注:あくまでハイビジョンの最新式の経口内視鏡の場合にのみあてはまります。古いタイプの口からの内視鏡は1世代前の鼻からの内視鏡の画質に劣ります。)
            技術の進歩は、より細く、より高画質を可能にしました。今回の新機種においては、経鼻胃内視鏡スコープもハイビジョンに迫る高精度な画像が描出可能になりました。
            もし、「(ラクチンな)鼻からの内視鏡は画像が悪いから、(太くて苦しい)口からの胃内視鏡で検査を受けて下さい」という説明をしている施設があるとするならば、それは、単純に最新機種を導入していないからに過ぎません。

             


            ・・・・いかがでしょうか。
            もう経鼻のデメリットなどほぼなくなったと言い切ってもよいとさえ思えます。
            古い内視鏡機器を使用している医療機関には怒られるかもしれませんが。


            検診のバリウム検査の異常所見の数々

            0
              胃のバリウム検査は正式には上部消化管造影検査と言います。
              会社の健康診断などで受ける方も多いのではないでしょうか。そもそも胃のバリウム検査 で何を観察しているのかと言いますと、主には胃の粘膜の異常:デコボコ具合を見つけします。通常の単純レントゲン写真と異なり、X線を連続して照射しながら行います。バリウムは、X線を透過しないので、バリウムが口腔から食道、胃、十二指腸へと流れていく様子を、動画で見ることができます。胃を空気や炭酸ガスでふくらませて黒く写る部分を作り、白く写るバリウムとのコントラストで細かな病変を写し出す「二重造影法」という手法で行います。体をゴロゴロ動かして、胃粘膜に造影剤が行き渡るように、また胃の形に合わせ撮影出来るように体を動かしながら行います。この上部消化管造影検査を受けて、造影剤(バリウ ム)が気持ち悪い・・という思いをされた方も沢山いらっしゃるのではないでしょうか?

              さて、この胃のバリウム検査の結果で『異常所見あり』と言われ、胃の内視鏡検査を受けることになる方も沢山いらっしゃいます。異常所見って何? 要精密検査ということは危ないの!? と思われる方が殆どだと思います。
              そこで、今回は『要精密検査』としてあげられる異常所見の数々とその意味合いについてご紹介いたします。


              まずは正常の胃の形から・・・コマーシャルなどでよく見かけますよね。




              さて、いよいよ本題。異常所見の数々とその意味合いとは!


              1 前庭部狭小化



              (左後→右前の斜位像)*黒く彩られている部分は造影剤です。

              ・前庭部が発泡剤を飲んでもふくらまない(硬化している)
              ・胃炎や潰瘍を繰り返して硬くなることもあるが、異常なしであることも多い
              ・まれに癌であることもある


              2 ニッシェ


              (仰臥位正面像)
                                                
              ・胃潰瘍が治り始めると胃粘膜のひだが潰瘍に向かって集中する
              ・まれに癌であることもある
              ※ニッシェとは「壁をくぼませて作った飾り棚」の意。


              3 集中像


              ・治り始めた胃潰瘍の中心に集まった胃粘膜のひだが集中して出来る影
              ・まれに癌であることもある


              4 辺縁不整


              ・胃壁の縁がなめらかな曲線でなくなったもの
              ・潰瘍、潰瘍瘢痕、粘膜の乱れなどが原因で潰瘍や癌のこともある



              5 弯入


              ・大弯側がペコンと弯入している状態
              ・小弯近くの前壁や後壁に出来た病変(潰瘍や癌)によって壁が引っ張られておこる


              6 胃角の変形
              (短縮、開大等) 図のように胃角が変形します。


              胃炎・胃潰瘍などの繰り返しや年齢(加齢)によることが多い。潰瘍や癌のこともあるので注意!


              ・・・・「バリウム検査の異常所見の数々」、いかがだったでしょうか。
              バリウム検査所見によって病気が診断できるわけではないこともご理解いただけたかと思います。

              一般的にバリウム検査で異常所見が見つかった場合は「胃の内視鏡検査を受けて下さい」と言われる場合がほとんどではないでしょうか? なぜなら、胃粘膜表面の病気は、影絵で見るバリウム検査よりも、胃粘膜を直視できる内視鏡検査の方が当然良くわかるからです。また、会社の健康診断などでバリウム検査を受け、異常を指摘されなかった方でも安心はできません!!なぜなら、バリウム検査では
              ・早期胃癌などの微小な病変はほとんど検出できない
              ・粘膜の色調の変化しか示さない胃炎などは表現されない
              ・食道病変はほとんどが見逃されてしまう
              からです。

              このような理由で、当院では一年に一度は胃の内視鏡検査を(バリウム検査ではなく)受けて頂くように患者様にご案内しております。胃は癌になると比較的進行が早く、2年おきに胃の内視鏡検査では手遅れになってしまう事もあるのです。
              胃のバリウム検査も胃の内視鏡検査(保険診療)も、負担費用はほぼ同額と言われております。バリウム検査で異常が見つかった場合は、結局、胃の内視鏡検査も行わなければならないので、胃のバリウム検査を考えていらっしゃる方は最初に胃の内視鏡検査を受ける事をお勧めします。

              当院は鼻からの胃カメラですから喉を通る時のオエッとなる感覚もなく、ラクラク検査が終わりますよ! 熟練した医師が検査を行えば決して苦しい検査ではありませんよ! ぜひ当院にお任せ下さい。

              胃癌の組織型分類とは

              0
                胃ってそもそも、どんな役割がある臓器なのでしょうか?

                胃はまず、私たちが口にした食べ物を一時貯めておく役割があります。この間に、大 量に分泌される胃液とよく混ぜ合わせて、どろどろの状態にします。胃液は、なんと一日で1.5リットル〜2.5リットルに相当する量が出ているんですよ。 このどろどろの内容物を十二指腸に送り出し、その後は十二指腸の消化の進み具合に合わせながら、少しずつその内容物を送り出していきます。
                正常な胃では、胃の内容物の停滞時間は30分〜4時間といったところでありますが、粘度の高い脂肪などは7〜8時間も、胃の中に停滞することもあるんですよ。胃の役割は倉庫であり、かくはん器であるんですね。そんな働き者の胃が、胃癌になってしまったら・・・

                胃癌による日本における死者数は、男性は肺癌に次いで、女性は大腸癌に次いで第二位となっています。以前は男女とも第一位であったほど、胃癌は私たち日本人にとって身近な?癌である.....
                今回は、そんな胃癌の組織型分類のお話です。

                胃癌の分類にはいくつかの方法ありまして、肉眼的な形に着目した「肉眼型分類」・顕微鏡で見た顔つきに着目した「組織型分類」・全身への進行度に着目した「病期(ステージ)分類」があります。

                今回、この記事でお話しする「組織型分類」には胃癌取扱い規約内に定めがあり、一般型として腺癌を想定し、その他を特殊型とします。
                ・・すこしわかりづらいかもしれませんが、簡単に言うと、病変を顕微鏡で見た場合にどのような顔つき(組織構造)になっているかによって分ける考え方で、いろんな悪人顔があるということ。
                 たとえば、表 の 1)一般型とは、腺管形成の豊富な癌です。膨張性の発育を示し、肉眼的所見は境界明瞭な限局型が多くみられます。2)特殊型は、腺癌形成に乏しくびまん性 に浸潤します。肉眼的所見は境界不明瞭が多く、リンパ行性転移や腹膜播種が多く見られます。分化型に比し若年者の割合が多いのです。


                「限局型の胃癌」などと言われると、該当した患者さんは楽観的に考えてしまうかもしれませんが、癌はもちろん癌であり、例外なく悪性です。
                以前には胃癌が原因で死亡する人の割合は、癌による死亡者のうち、約40%といわれていました。これはびっくりするくらい多い数字です・・・・他の臓器も癌 になりうるのですから。しかし近年、胃癌の患者数も、胃癌による死亡者の割合も減少してきました。以前まで男女とも日本の癌の中で、死者数が第一位だった 胃癌が、なぜ今は一番でなくなったのでしょうか?

                それは、胃内視鏡による定期検診の普及や胃癌診断法の発達により、胃癌の予防・早期発 見・早期治療が可能になり、治癒率が向上してきたからです。「胃カメラは、オエッとなるから苦手」と尻込みされる方が多いのですが、当クリニックは鼻から の胃カメラを全国でいち早く導入することで、嘔吐反射のない胃内視鏡検査を行っております。

                鼻からの胃カメラですと、カメラが舌のつけ根を通りませんから、喉に触れることもなく、不快感や吐き気をほとんど感じずに検査を受けることができますよ。それに検査中に医師との会話も可能です!!
                口からの胃カメラで「オエッ」となりもう二度とやりたくないとお考えの方、ぜひ当院で鼻からの胃カメラを受けてみてください。楽な検査で毎年定期的に検診を行って予防をすることが大切ですね。

                胃癌は、よほど進行するまでは無症状が普通ですから、まだ胃内視鏡検査をされたことのない方は、働き者の胃を気にかけてあげましょう!! 一年に一度は検査すれば早期発見・早期治療ができるのですから!!


                ららぽーと横浜クリニック移転のお知らせ

                0

                  ららぽーと横浜クリニックは2013/5/23より、南立体駐車場横入口にリニューアルオープンいたしました。

                  場所としては、以前に大丸があった位置です。
                  ららぽーと横浜の前面に出てきたことになり、現在の地域医療への貢献を三井不動産側から一定の評価をされた結果と考えております。


                  南立体駐車場横入口から入った場所(CG)
                  外観はクールに、控えめに。




                  内部リニューアルの内容としては、以下の通りです。

                  ‖垤膽爾梁臧拡大:座席数14→35(+補助椅子)
                  旧 クリニックに来院されたことがある患者さんはご存じと思いますが、慢性的に座席に座れないくらいの混雑が続いていました。新クリニックは座席数の大幅増加 によって、かなり快適になると思われます。基調色も「黄&茶」から「青&白」に変更され、かなりモダンな印象を受けると思います。



                  ⊃濃ー漆瑤料加:3→4
                  診 察の待ち時間の短縮のための施策です。医師の配置を含めて、診察効率が上がり、結果として待ち時間の短縮につながると思います。旧クリニックでも1-2年 前よりも待ち時間は少なくなってきていましたが、今回の拡大と予約枠の設定でさらに待ち時間は少なくなっていくものと思います。





                  リカバリースペースの拡大:5→8bed
                  旧クリニックでは、検査や手術の後に早く帰りたい希望よりも、ゆっくり休んでから帰宅したい希望が上回っていました。そこで、リカバリースペースを拡充しました。内視鏡検査や日帰り手術後にお休みするベッド数が増えたことにより、ゆったりとお休みできるようになります。

                  ぬ臍位局の変更:HACドラッグ→アイセイ薬局
                  移転に伴い、最も近い薬局が変更になります。真近くです。
                  待ち時間の短縮に力を入れてくださるそうで、当院としても期待しています。


                  さて、移転当初は混乱も予測されますが、精一杯、着実に、医療を行っていきたいと思っております。今後ともららぽーと横浜クリニックをよろしくお願いいたします。
                  院長 大西達也




                  盲腸に出来る潰瘍;潰瘍性大腸炎とは

                  0
                    盲腸に潰瘍ができる病気シリーズに入れるには、ちょっと違うかなとも思ったのですが、潰瘍性大腸炎も、その病名から言って、ここに入る資格がある病気です。潰瘍性大腸炎は近年増えてきており、当院でも毎年フォローアップのために大腸内視鏡検査を受けられる方のうちの一部が潰瘍性大腸炎の治療を頑張ってい らっしゃる方です。


                    「潰瘍性大腸炎」とは・・・
                    潰瘍性大腸炎とは、主に大腸粘膜にびらんや潰瘍を形成する原因不明のびまん性炎症性疾患です。症状の再燃と緩解を繰り返す特徴があり、直腸から連続して大腸全体に病変が広がります。将来、がん化しやすい特徴があります。(参照)潰瘍性大腸炎とは


                    <内視鏡所見>

                    潰瘍性大腸炎の出血

                    潰瘍性大腸炎の偽ポリポーシス


                    血管透見像の消失、粘膜は祖造で細顆粒状、びらんや潰瘍の形成、易出血性、粘血膿性分泌物がみられます。とくに注腸検査では特徴的ですが、ハウストラ(結腸膨起)が消失した鉛管造や腸管の狭小・短縮も内視鏡でみられます。


                    <病理診断>
                    ク ローン病を始めとする炎症性腸疾患との鑑別診断が必要です。潰瘍性大腸炎に特徴的な病理組織所見といえば、「陰窩膿瘍」というものです。陰窩とは、小腸や 大腸の内側の表面(粘膜)にある無数の小さな管状のくぼみをいいます。1つ1つの陰窩は目では見えないぐらい小さく、別名は「腸腺」、「リーベルキューン の陰窩」、「リーベルキューン腺」などとよばれています。(リーベルキューンは人名。)実際に顕微鏡でみた病理写真をご覧ください。

                    陰窩の強拡大です。好中球が陰窩内部に浸潤・集簇し、線管内に炎症細胞が充満しています。この状態を陰窩膿瘍の形成と言い、潰瘍性大腸炎の最終確定診断においてとても重要な所見になります。

                    盲腸・直腸に出来る潰瘍;アメーバ赤痢(アメーバ症)とは

                    0
                      「胃潰瘍」や「十二指腸潰瘍」は、もう皆さんご存知ですね?
                      (参照)胃十二指腸潰瘍とは

                      ・・・実は、胃だけでなく大腸にも潰瘍はできるのです。
                      今日はその大腸に出来る潰瘍の原因の一つ、「アメーバ赤痢(アメーバ症)」について書きたいと思います。


                      「アメーバ赤痢(アメーバ症)」とは・・・
                      原虫である赤痢アメ−バ(Entamoeba histolytica)を病原体とする感染性大腸炎で、日本では感染症法において5類感染症に指定されています。赤痢アメーバは大腸に寄生し、糞便中にシスト(嚢子・包嚢)を排泄して感染する、また性行為で広がることもあるとされています。感染源はアメーバ症の回復期患者・サル・ネズミ・シストに汚染された飲食物などであり、感染経路はシストの経口感染やハエ、ゴキブリによる機械的伝播も起こります。
                      経口摂取されたシストが小腸で脱嚢して栄養型虫体となり、栄養型虫体が大腸粘膜に侵入し、潰瘍を形成します。潰瘍の好発部位は、盲腸から上行結腸にかけてとS状結腸から直腸にみられます。この「ア メーバ赤痢」は、世界各地に分布しており、世界で約5億人が感染しているといわれます。

                      <症状>
                      粘血便を伴ういわゆる「イチゴゼリー状」と呼ばれる下痢・発熱・腹痛・悪心・嘔吐。なかには下痢が断続的に続き、脱水症状を引き起こす場合もあります。

                      <内視鏡所見>
                       
                      回盲弁の発赤と上行結腸に黄白色の白苔を有する潰瘍性病変がみえます。
                      この他、大小不同で浮腫状のタコイボ様隆起、粘膜ひだの限局した浮腫、大小不同で不整な潰瘍、潰瘍辺縁の易出血性と発赤、紅暈を伴ったアフタ性病変という所見がみられます。


                      大腸内視鏡検査で、アメーバ赤痢らしき所見を見たら、やはり海外渡航歴の有無を伺います。特に発展途上国は上下道をはじめ衛生環境の整備が不十分であり、原虫をはじめ様々な細菌や病原性微生物を口にしてしまう機会が多くなるからです。


                      calendar

                      S M T W T F S
                           12
                      3456789
                      10111213141516
                      17181920212223
                      24252627282930
                      31      
                      << December 2017 >>

                      selected entries

                      categories

                      archives

                      recent comment

                      • 検診のバリウム検査の異常所見の数々
                        大西
                      • 検診のバリウム検査の異常所見の数々
                        角田尅男
                      • 毎日が胃腸肛門外来、胃大腸内視鏡検査、痔の手術
                        ヤマウチ

                      recommend

                      links

                      profile

                      search this site.

                      others

                      mobile

                      qrcode

                      powered

                      無料ブログ作成サービス JUGEM