経鼻内視鏡検査における「生検」とは

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    突然ですが、内視鏡検査の後に医師から「では、顕微鏡検査の結果をだけ2週間後に聞きに来てくださいね。」と言われたことはありませんか?
    患者さんとしては「内視鏡検査はもう終わったのに、何故!?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?・・・・・そんな患者さんの疑問を解明すべく、今回は経鼻内視鏡検査における「生検」についてお話したいと思います。


    皆様は「生検法」という検査をご存知でしょうか?
    「生検法」とは胃の粘膜を構成している細胞の変化を見る為に、その部位から少量の組織を採取することを言います。採取した組織の異常を明らかにするために、顕微鏡で組織の状態を観察します。これを「病理組織診断」と言い、病理医(組織を調べて診断をする専門の医師)が担当します。

    内視鏡検査で組織を採取する際は、「生検鉗子」と呼ばれる内視鏡とほぼ同じぐらいの長さの細長い器具を用います。鉗子はハンドルがついていて先端が開閉できる仕組みになっています。医師は組織を採取する部位を確認し、内視鏡に付いている鉗子を出し入れする場所(鉗子口)から鉗子を挿入し組織を採取し回収します。



    「組織をとるなんて痛いんじゃないか?」と思われるかもしれませんが、痛みはありません。患者さんとしては、いつ組織を採ったのか分からないという方がほとんどです。



    しかしこの生検法、医師看護師にとっては注意点がいくつかあります。
    ー囲に飛散させないこと
    胃液や胃の組織の毛細血管からの血液が付着した鉗子を引き抜く時に、検査中の患者様や周囲のスタッフ、検査室の物品などに飛散させないことです。
    ▲愁侫肇織奪舛嚢圓Δ海
    鉗 子を胃の粘膜に過度な力で触ると出血や胃の粘膜に穴があく穿孔という状態がおこりかねません。内視鏡で鉗子と採取する部分との距離を十分に見極めることや 無理に力を入れ過ぎないなど十分注意が必要です。また、鉗子の先端はクリップのような形をしています。このクリップでしっかり組織をつかまなくてはなりま せんが、あまり強くつかむと組織や細胞が崩れてしまい大切な組織診ができません。

    ・・・内視鏡検査に携わっている私たちは、毎日技術の向上や鍛錬をしておく必要がありますね。皆様が安心して健康な毎日を送れるよう私たちも手助けできればと考えております。


    *少し脇道に外れますが、病理組織診断で調べることは大体以下の通りです。
    病変が炎症による変化がある場合には、その病態や原因、炎症の程度などを調べていきます。
    病変がなんらかの腫瘍であることが疑わしい場合には、細胞の形や細胞が集まって作られる組織の構造が正常と比較してどの程度違っているのか(異型度)を調べます。
    ま れに、通常の染色法で組織の診断が難しい場合には、特別な染色法(免疫染色)を使って調べる場合もあります。この病理組織診断は専門の検査機関にお願いす ることが多く、内視鏡検査を担当した医師のもとへは7日〜10日ほどで病理組織診断の結果が来ます。この病理組織診断結果と患者さんの症状や内視鏡所見を すべて総合して、医師は総合臨床診断(=最終診断)を行うのです。

    最後は目がチカチカするくらいの漢字だらけの文章ですみません。


    肛門の日帰り手術当日の患者さんの服装について

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      今回は肛門の日帰り手術当日の患者さんの服装についてご紹介したいと思います。

      「肛門の日帰り手術の日は自宅で特に準備するものはないって聞いたけれど・・」と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
      日帰り手術の場合、手術当日までお食事内容の制限や運動の制限はとくにありません。
      ご自宅で準備していただくことは、当日の服装を気を付けて選んでいただきたいという事で、今日はそのポイントをいくつかご紹介いたします。


      まず1つ目は「上下わかれている服装」です。
      手術当日は、来院後に術前準備として心電図検査を行います。
      また、手術範囲となる肛門周囲に残っているお通じを出しやすくする坐薬を使用します。
      さらに、手術前に専用パンツに着替えていただきます。
      ・・・このように何度か着脱ぎしていただくようになりますのでワンピースやつなぎのようなつながっているタイプより、上下分かれた服装が望ましいのです。

      2つ目は「ゆったりした服装・きつすぎない服」です。
      手術終了時に圧迫止血をするという意味で分厚いガーゼをあてて、そのままご帰宅となりますので細身のデニムやタイトなスカートだと、
      お尻付近がもモコモコとして帰宅の間だけと言っても不快に感じます。
      また、手術は麻酔薬を使用するため、術後の血圧の変動に注意が必要ですので締め付けるようなぴったりとした服装は望ましくありません。

      3つ目は「寒さ対策」です。
      これは冬場に限ってですが、当院の構造上ららぽーと横浜の北立体駐車場に隣接しており、風が入り込んだ際に寒さを感じる患者さんもいらっしゃいます。
      当院としては、空調の調節やブランケットの使用など最大限努力しておりますが、冬場にご来院される患者様には寒さ対策をお勧めいたします。


      これから日帰り手術をお受けになる方、まず一度受診してみようかな?とお考えの方、少しご参考にしていただけたらと考えております。


      大腸ポリープを内視鏡で切除する方法のいろいろ

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        大腸のポリープの多くは内視鏡で発見、即切除可能です。
        切除の対象とできるのは、良性のポリープや早期癌の中でも粘膜にとどまっているものです。

        ここでは、そのポリープ切除の方法の数々を紹介します。
        切除する方法は病変の大きさや形によって、医師が方法を選択します。


        .曠奪肇丱ぅプシー
        3mm〜7mm程度という、比較的小さなポリープに対して行います。
        ポリープを鉗子(かんし)でつまみながら高周波電流を流して焦がし切ります。

                      
        ▲好優◆爾砲茲襯櫂螢撻トミー
        茎のあるポリープに対して行います。
        ポリープの首根っこの部分を、輪の形のスネア鉗子で締めつけ、高周波電流を流して切断します。

        F盪覿静粘膜切除術(EMR:endoscopic mucosal resection)
        平坦または陥凹している、比較的大きなポリープに対して行います。
        平坦な(ひらべったい)ものや陥凹して(へこんで)いるポリープに対しては、そのままではワイヤが引っ掛かりません。
        そこで、ポリープの直下(粘膜下層)に液体を注入して(局注と呼びます)病変を浮きあがらせてから、スネア鉗子で締めつけ、高周波電流を流して切断します。注入する液体としては高張食塩水・高濃度ブドウ糖液・ヒアルロン酸などが用いられます。液体の注入は固有筋層から粘膜を引き離す効果もありますので、消化管全層が切れて穿孔すること(消化管に穴が開いてしまうこと)を防ぐ効果もあります。


        他には、めったに行われませんが、大きなポリープに対して行われる「内視鏡的粘膜剥離術」などがあります。


        痔の日帰り手術当日の流れ

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          〜肛門の日帰り手術をお考えの患者さんへ〜

          当院で初めて痔の日帰り手術を受ける方はドキドキされながら来院されるのではと思います。
          また、まだ受診してもしないけれど日帰りで手術を受けたいといった方も不安があるのが普通だと思います。
          そこで今回は、そんな方々へ向けて当院の日帰り手術当日の来院後の準備や手術直前までの流れをご紹介致します。


          「手術室」というと怖いイメージかもしれませんが、大丈夫。
          単なるお部屋ですから。



          ,泙困麓付&手術内容説明

          クリニックへ来院されたら受付にて診察券をお預かりして待合室でお待ちいただきます。
          次に診察室で医師より手術の前に説明があります。ここでは、今回予定されている手術方式の詳細や手術による合併症の説明があり、手術同意書に患者さんよりサインをいただきます。

          ⊇兪綾猗(坐薬挿入&心電図)
          次に肛門科の診察室に移動していただき、手術する範囲(肛門とその近く)に便が残らないように、排便を促す坐薬を挿入します。この坐薬は直腸内でガスを発泡 することで便意を促します。心電図検査は手術の時に麻酔薬を使用しますので心臓の動きに問題がないかどうかを確認させていただく為に行います。
          坐 薬を入れてから10-15分程度で便意を催します。お手洗いが済んでから手術用のパンツへ着替えをして頂き、点滴を行います。点滴は手術中の麻酔による血 圧の低下などを防ぐため手術が始まる前に必ず行います。緊急時に薬剤投与のルートにもなりますので、点滴はいわば命綱のような役割といえばよいでしょう か。

          K秧譟弊膵硬膜外麻酔)
          麻酔する時は、うつ伏せの体勢をとります。手術の範囲が肛門になるのでお尻が良く見える体勢という訳でうつ伏せがベストなのです。少々腹部に圧迫感がありますが、麻酔から手術終了まではうつ伏せでお願いしますね。
          麻酔は尾てい骨の少し上付近から注射をします。肛門から下肢部分に効果がある「仙骨ブロック」というタイプで、手術中もお話はずっと出来ます。また、不思議なことに肛門近くの感覚が全くないという訳ではありません。
          よく患者さんから「大丈夫なんですか?なんだかいつもと変わらないんですが・・・」とご意見をいただく事がありますが、手術前に麻酔がどの程度まできているかを必ず確認してから始めますので心配なさらないでください。
          手術直前は下腹部に枕を入れてちょうどお尻が持ち上がるような体位で行われます(専門用語で閉脚ジャックナイフ位と呼びます)。そして、お尻を開くようにテープで固定します(これにも驚かれる患者さんは多いです)。
          脈拍チェックモニターの装着、下半身を覆うような布をかけたりと準備はあっという間に終了です。




          麻酔がどの程度効いているのか、医師が手術範囲の診察をして実際に手術が始まっていきます。
          おそらく手術の中で一番の痛みはテープでお尻を固定すること、あとは点滴を刺す時ではないでしょうか。

          ・・・・いかがでしょうか?
          「手術はこわい、痛い」という患者さんが思うイメージは何年経っても最先端の医療でも、決してなくなる事は難しいですね。
          私どもも患者さんに日帰り手術の様子が少しでもイメージできれば、と考えております。
          ほんの少しでも不安や苦痛の少ない手術を目指して、私たちも日々頑張っております。
          (参照)ららぽーと横浜クリニックの肛門科


          話題の最新検査;PETによる癌検診! 本当にあなたは受けますか?(2/2)

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            前回は、PET検査の癌検出力が実は低いものであることを書きました。
            ならば、今後のPET検査の使い道はどうなるのでしょうか。


            (PET検査は何のため)
            PETは元々は癌と診断された人の転移や再発を調べるために使われていました。
            癌の転移巣については、他の検査では十分に検出できないことがあり、転移の有無が以後の治療方針に大きく影響するため、PET検査に健康保険も適用されているのです。
            ところが、癌やPETについての基本的知識の不足からか(それとも、このPET検査で儲けようと考えた人がいたためなのか?)、通常、癌の発見目的で行われていた検査(内視鏡やCT)に代用できるかの如く誤解され、癌の検診目的で広まってしまったのです。
            今後は「他の検査では検出しにくい場所の癌再発の検索」という目的でPET検査は生き延びていくでしょう。あるいは、さらに解像度を増すことによって、癌検診の舞台に顔を出す可能性も、なきにしもあらずです。(単に解像度を上げるだけでは、偽陽性(PETでは癌に見えても、実際には癌はないという状況)が多くなってしまうので、一工夫欲しいところです)

             

            ・・・総括です。
            PETによる腫瘍検査は優れた側面を持つ検査ではありますが、今までの検査がPETにより置き換えられるわけではありません。PET推進派の先生方も最近になってようやく「PET検査は他の検査と組み合わせることで力を発揮する」という見解を示しています。
            PET検査は、今までの検査とは違う見方で病気が観察できる(=今までとはまったく性質の異なる)検査と考えるのが正確だと思われます。


            「検診」の目的のなかでは、40才以上の中高年の方が「自分の健康状態を確認して安心する」という部分が大きいのだと思います。本当に自分の健康を確かめたい方、癌を早期癌のうちに発見したい方は、CTや胃内視鏡(胃カメラ)、大腸内視鏡(大腸カメラ)を受ける以外にありません。(楽に検査を行える技術をもつ医師もいます!)


            話題の最新検査;PETによる癌検診! 本当にあなたは受けますか?(1/2)

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              今話題のPET検査、ご存知ですか?
              小さな癌も発見出来ると話題ですが、本当にそうなのでしょうか?

              PETとは「Positron Emission Tomography」(陽電子放出型断層撮影装置)の頭文字をとったもので、
              特別な薬を注射した後におよそ1時間横になるだけで全身を検査することができるという最新の画像診断機器のことを言います。


              PET検査の概要を簡単に書きます。
              PET検査は「癌細胞が正常細胞に比べて3〜8倍のブドウ糖を取り込む」という性質を利用します。ブドウ糖に似た物質に目印(FDGという)をつけて体内に注射し、1時間ほど安静にした後約1時間かけて全身を撮影します。するとFDGが多く集まるところがわかり、癌を発見する手がかりとなります。
              当初は、1cm前後の小さい癌細胞を発見できるとされ、癌の早期発見の切り札と言われていました。放射線被爆は多少あるものの、「全身の癌を一度に見つけることができる」を宣伝文句として、新たな画期的な検査方法として急速に広まったのです。


              しかし、最近になってPET検査の結果が思わしくないことが明らかになってきたのです。

               

              (実際のPET検査の成績)
              何と国立がんセンター(東京)の内部調査で、PETによる癌検診では85%の癌が見落とされていたことが分かりました。同センター内に設置された「癌予防・検診研究センター」では、2004年2月から1年間に、約3000人が超音波、CT、血液などの検査に加えPET検査を受け150人に癌が見つかりました。ところがこの150人のうち、PETで癌があると判定された人は23人(15%)だけだったのです。(残りの85%は超音波、CT、内視鏡など他の方法でがんが発見されており、PETでは検出できなかったのです)
              癌の種類別では、大腸癌が見つかった32人のうち、PETでも癌と判定された人は4人(13%)。胃癌では22人中1人(4%)です。PETによる発見率が比較的高いとされる肺癌でも28人中6人(21%)、甲状腺癌で11人中4人(36%)にとどまってます。

               

              ・・・・PETによる癌検診は「全身の小さな癌が一度に発見できる、癌検診の切り札」と期待されていましたが、実際の成績は何と低いことか!なぜ、こんなにも成績が悪いのかというと、このPETの最大の欠点は解像度が低いことだからです。PETの解像度は最新の装置でも1cm弱といった程度のものです。PETの検査でもっとも大きな誤解は、「数mmの腫瘍がPETで確実に発見できる」というものです。確かに他の検査で確認できなかった5mm程度のリンパ節転移や肺癌がFDG PETで発見できたとする報告は多いですが、本当に大切なのは、「もしも小さい癌があった場合に、どれくらいの確率で発見できるか」という点のはずです(そして、その確率は「検診」の性格や他の検査方法での数字を考慮すると90%以上が望まれます)。その観点では、PET検査は現時点では失格と言わざるを得ません。

              さらに、FDGは尿に排泄されるため、腎臓や膀胱の腫瘍は判断できません。
              また、肝臓や胃については正常でもかなりFDGが集まること、CTや内視鏡検査の有効性がほぼ確立していることから、PETよりもCT・内視鏡などの従来からの検査の方が有効性が高いのです。

              次回はPET検査の意義をもう少し掘り下げて書きます。


              経鼻内視鏡検査の実際の手順について

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                経鼻内視鏡検査の実際の手順はどんなものなのかご存知ですか?
                今回は当院で行っている経鼻内視鏡検査の準備の様子、またどんな風にして検査や診療が進んでいくのかをご紹介していきたいと思います。


                経鼻内視鏡は細いチューブを鼻内に挿入していく。
                「鼻からスパゲッティを飲む感覚」でしょうか。



                まず、最初に経鼻内視鏡検査の予約。
                これは、一度受診されるか、またはインターネットやお電話で予約が可能です。
                (参照)ららぽーと横浜クリニックの内視鏡検査予約ページ
                (電話番号)045-929-5082(14時以降なら直接予約が取れます)


                そして、検査当日です。

                ー付&検査準備

                受付で事前にお渡ししておいた検査の同意書などをお預かりいたします(電話やインターネットからのお申し込みの場合は、当日ご記入していただきます)。
                次 に検査の準備室(=検査後の回復室でもあります)へご案内いたします(移動式のベッドがあり、各部屋はカーテンで仕切られています)。この検査準備室で、 看護師が問診をさせていただきます。経鼻内視鏡検査をお受けになるきっかけとなった症状・これまでの病歴・現在治療中の病気・薬に対するアレルギーなどを 中心に問診致します。
                そして、同時に、経鼻内視鏡検査前の準備も進めていきます。
                経鼻内視鏡検査の前は胃・腸管の泡を取り除く「消泡剤(液体)」を飲んでいただきます。 ヒトの胃の中には食べ物を消化するときに出てくる胃酸や消化酵素によって自然と泡がでてきます。ところが、経鼻内視鏡検査では、胃の中に泡が残っていると 胃の粘膜の状態が観察しづらくなってしまい、正確な検査ができなくなってしまいます。そこで「消泡剤」を服用していただくのです。
                また、時々緊張のあまり体ががちがちになってしまう方もいらっしゃいますので、検査を担当する医師と相談をし、あらかじめ点滴をすることがあります
                次に、最終準備。鼻の麻酔です。止血剤を含んだ局所麻酔作用のあるスプレー(鼻の通りを良くする作用もあります)の噴霧とゼリーを鼻内に注入します

                △い尭盪覿声爾埜〆

                内視鏡室にはベッド乗ったまま移動します。内視鏡室では、検査を担当する医師と看護師から検査前の最終チェックとしてお名前や検査内容を確認させていただきます。内視鏡検査開始前に鎮静剤の注射を軽度使用して検査を開始します。経鼻胃内視鏡の場合、検査時間はおよそ5〜10分程度で、検査後はベッドごと回復室へ移動して休んでいただきます。
                * 検査着にどの程度休んでいただくかというと、「鎮静剤の効果が落ち着くまで」とさせていただいています。これは患者様お一人おひとりでお薬の効き方が違い ますので、同じ使用量でも20分程度で落ち着く方もいらしゃれば検査後1時間ほど院内で休まれる方もいらっしゃるためです。

                最後は医師の診察
                検査終了後に今回の検査の結果として「検査報告書」をお渡ししています。これは実際に胃内視鏡で撮影した胃の中の写真と医師からのコメントを記載したもので、今後の健康管理にお役立ていただけるよう皆様にお渡しさせていただいております。最後に医師からの検査所見・今後の方針等についての説明があり、会計終了後に帰宅となります。

                こんなに手順が複雑なのかと思われたでしょうか?実際は、看護師が誘導するので気軽にご来院ください。来院からご帰宅までの所要時間は1時間から1時間30分程度です。
                少し検査の様子が見えたでしょうか?まだちょっと心配...という方は、まずはご相談もかねてご来院くださいね。
                (参照)ららぽーと横浜クリニックの経鼻内視鏡検査


                経鼻内視鏡と経口内視鏡の前準備の違い

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                  胃カメラ内視鏡検査において、胃カメラを鼻から入れるのと口から入れるのとではどう違うのでしょうか?
                  患者さんから「胃カメラは鼻からと口からはどう違うんですか?何が違うんですか?」とご質問を受けることがあります。検査を受けるのならば当然気になる点ですよね。


                  胃カメラには主に経鼻(鼻から胃カメラを挿入する)内視鏡検査と、経口(口から胃カメラを挿入する)内視鏡があります。
                  経鼻内視鏡はカメラそのものが細く設計されており嘔吐反射(おえ〜っと吐き出す反射)がほぼ皆無で苦痛が少ないという特徴や鼻からの挿入のため検査中にお話ができるというメリットがあります。その反面、習熟した医師が行わなければ鼻の粘膜がこすれて痛む・検査後に鼻血がでるというデメリットもあります。
                  これに対し経口内視鏡は使用するカメラが太く、ポリープの本格的な切除手術が必要になった場合に向いており、特に胃出血などでの緊急内視鏡検査などには最適です。その反面、太いカメラが舌根に直接あたるため、嘔吐反射が強く、口からの挿入のため検査終了までお話が出来ないというデメリットもあります。


                  今回は経鼻・経口それぞれの特徴を踏まえて、当院での内視鏡検査の前準備の違いをご紹介したいと思います。


                  まず経鼻内視鏡検査の準備についてです。
                  初めに看護師からの問診をさせていただき消泡剤を内服していただきます。
                  その後、鼻の粘膜がこすれて鼻血が出たり痛みが最小限になるよう「鼻麻酔」と言って止血剤を含んだ局所麻酔作用のあるスプレーの噴霧とゼリーの注入をさせていただくのですが、これは少々苦いです・・・検査室に移動し検査を担当する医師と看護師より検査前の最終チェックをします。そのチェックが終わると鎮静剤の注射を使用し鼻麻酔をした方の鼻から胃カメラが入っていき検査が始まります。

                  続いて経口内視鏡検査の準備についてですが、看護師からの問診・消泡剤の内服までは一緒です。その後検査室に移動をし先に検査を担当する医師と看護師より検査前の最終チェックをさせていただきます。チェックが終わりましたら喉の奥の方に局所麻酔作用のあるスプレーをし、マウスピースを患者様の口にテープで固定します。実はこのスプレーもかなり苦いです・・そして鎮静剤の注射を使用した後、いよいよ検査が始まります!



                  何となくイメージしていただけましたか?
                  内視鏡のタイプによって得意・不得意とする部分がありそれぞれ事前に準備する内容にちがいがあることにお気づきいただけたでしょうか?
                  経鼻・経口いずれの方法でも患者様に、より安全で正確な苦痛のない検査をご案内できればと考えております。


                  大腸内視鏡検査の実際に手順について

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                    大腸内視鏡検査の実際の手順はどんなものなのかご存知ですか?
                    今回は当院で行っている大腸内視鏡検査の準備の様子、またどんな風にして検査や診療が進んでいくのかをご紹介していきたいと思います。

                    まず、大腸内視鏡検査の予約。
                    これは、一度受診されるか、またはインターネットやお電話で予約が可能です。
                    (参照)ららぽーと横浜クリニックの内視鏡検査予約ページ
                    (電話番号)045-929-5082(14時以降なら直接予約が取れます)


                    そして検査当日です。

                    ー付&最終便確認
                    受付で事前にお渡ししておいた検査の同意書などをお預かりいたします(電話やインターネットからのお申し込みの場合は、当日ご記入していただきます)。
                    検査当日は検査用の洗浄液(下剤)を飲んでから来院していただきますので、洗浄液(下剤)でお腹の中がきれいになっているのかを院内のトイレで最終の便の確認をさせていただきます
                    も しお腹の中に便が残ってきれいになっていない状態で検査を開始しますと、検査中お腹が張ってしまったり、検査時間が必要以上にかかってしまったり、検査の 死角ができたりと、患者さんのデメリットが大きくなってしまうため、検査を担当する医師と相談し追加の処置(主に浣腸)や追加の洗浄液を飲んでいただく場 合があります。
                    *「トイレで便をみせるなんて」「ちょっと恥ずかったです」と患者様からご意見をいただくことがありますが、正確な検査を行う為のとても大事なことですので、躊躇なさらずお見せ下さいね。

                    ⊇猗室で最終準備

                    次 に検査の準備室(=検査後の回復室でもあります)へご案内いたします(移動式のベッドがあり、各部屋はカーテンで仕切られています)。この検査準備室で、 看護師が問診をさせていただきます。大腸内視鏡検査をお受けになるきっかけとなった症状・これまでの病歴・現在治療中の病気・薬に対するアレルギーなどを 中心に問診致します。
                    また、大腸内視鏡はおしりから内視鏡が入っていきますので、あらかじめ専用の検査着と検査用パンツ(おしり側に切り込みが入った、ハーフパンツ程の長さのもの)に着替えをしていただきます。検査を担当する医師と相談をし、あらかじめ点滴をすることもあります。
                    *点滴をするのはなぜ?
                    大腸カメラの検査前は下剤をたくさん飲んできていただいています。便と一緒に腸液や体内の水分が出てしまっており、この状態で鎮静剤を使用すると検査後に副作用 が出やすくなったり、眠気が強くなったりすることがあります。そこで、検査前より点滴をして脱水を予防して体への負担を軽減するのです。

                    いざ内視鏡室で検査
                    内視鏡室にはベッド乗ったまま移動します。内視鏡室では、検査を担当する医師と看護師から検査前の最終チェックとしてお名前や検査内容を確認させていただきます。
                    内視鏡検査開始前に鎮静剤の注射を軽度使用して検査を開始します。
                    検査時間は患者様の大腸の位置や形・長さなどによって多少前後しますが15〜20分程度で、検査後はベッドごと回復室へ移動して鎮静剤の効果が落ち着くまで休んでいただきます。

                    ず埜紊楼綮佞凌濃
                    検査終了後に今回の検査の結果として「検査報告書」をお渡ししています。
                    これは実際に大腸内視鏡で撮影した大腸の中の写真と医師からのコメントを記載したもので、今後の健康管理にお役立ていただけるよう皆様にお渡しさせていただいております。
                    最後に医師からの検査所見・今後の方針等についての説明があり、大腸ポリープの切除などが行われた場合は今後の生活の注意事項をお話させていただきます。
                    そして会計終了後に帰宅となります。来院からご帰宅までの所要時間は1時間30分から2時間程度となります。


                    大腸内視鏡検査は、事前の食事制限や下剤の内服など患者さんにいろいろお願いすることがたくさんあります。実際の検査時間よりも事前の準備の方が大変ですが、患者さんのご協力があっての大腸検査です。苦痛のない痛くない検査をめざして頑張りますので、どうぞ安心していらしていただければと思います。
                    (参照)ららぽーと横浜クリニックの大腸内視鏡検査


                    医師が陥りやすいドツボ◆А峺渋綟本社会の実情」

                    0

                      医師が通常の診療で、普通に気をつけていても陥りやすいドツボがあります。

                      ドツボの原因の二つ目は、ついつい社会的事情を鑑みるという観点に欠けてしまうこと
                      医師が正しい診断に至っていたとしても、同じ臓器に別の病気が潜んでいた場合に責任を追及されてしまいます。
                      題して、「現代日本社会の実情」


                      例えば、「2日前からの発熱・腹痛・下痢があり、今朝から水様便がややピンク色になってきた」という症状の患者さんが来院したとします。
                      医師は腹部レントゲンや採血などを行って急性胃腸炎という正しい診断に至ったとします。
                      実際、急性胃腸炎(冬場によくノロウィルスによって起こる)では、腸の炎症がひどい場合は出血をきたすことがあります。内服治療によって、当然症状はなくなり、めでたし、めでたしでした。
                      この場合、医師は症状やレントゲンなどで正しい診断を得て、患者さんも胃腸炎は治っており、医療上は何も落ち度はないはずです。


                      ところが一年後、その患者さんは大腸がんがあることが判明・・・
                      患者さんは思います。
                      「あの時、あの医師が大腸内視鏡検査をしてくれていたら早期発見できただろうに(怒)」



                      普通に考えると、医師は当時胃腸炎という正しい診断をしており、それ以上の大腸内視鏡検査まで行う企図は湧かなくて当然です。しかしながら、患者さんが言うように、胃腸炎になった時に検査していればもっと早期発見できたというのも確かです。
                      こういったトラブルは医療では頻発します。

                      下記のどちらの考えが正しいでしょうか?
                       崗評は胃腸炎が原因であったため、医師には大腸内視鏡検査まで患者に勧める論理的な理由はなかった」
                      ◆岼貳姪に出血・下血は大腸癌の症状の一つであり、医師は十分な注意を怠った」
                      のどちらでも不思議ではありませんが、現実は◆罩,任靴腓Δ。


                      上記のようなトラブルを回避するため、胃腸炎による出血があったら、症状が落ち着いた頃に大腸内視鏡検査を行うのが専門的医療です。大腸に胃腸炎以外の病気さえもないことを確定づけるために検査を行うのです。
                      こういった検査は「スクリーニング検査」と呼ばれており、大腸以外の他の多くの臓器についても行われています。



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